年史(社史)って知ってますか?
あまり、一般的には耳に馴染みのないコトバだと思いますが。
漢字を見ると、分かりますね。
会社が自ら編纂する、その会社の歴史。
(『大辞林』アプリより)
辞書にはこのように書かれています。
つまり、企業が20年、50年、100年を迎える時に、
これまでの歩みを振り返り、またこれからの成長を見据えて
刊行する書籍のことです。
これまでにも、たくさんの社史制作に携わってきましたが、
十和田市に移住してからは、これが、初めての社史製作となりました。
『イオン下田 20年史』の製作を担当させていただきました。
イオンと言えば、大企業であり、市民にも親しみ深い企業です。
しかも、下田のイオンといえば、この地域では知らない人はいないほどの
ランドマークになっている企業です。
以前は、同じ場所にジャスコがあったので、
現在でも『しもジャ』とか『しもジャス』などの愛称で呼ばれていたりもします。
一番驚いたのは、
今や、どこのデパートや公共施設でもみられる“あのトイレ”の発祥地が、
この下田イオンだということです。
あのトイレとは“多目的トイレ”の事です。
(名称:みんなのトイレ)
トイレに行くと、『男』と『女』に分かれていますが、
もうひとつ『ちょっと大きめのトイレ』があることがありますよね。
車イスの人や、小さな赤ちゃんを連れたお母さんが、
ホッとできるあのトイレです。
あの今や、どこにでもあるトイレを考案した、はじめての多目的トイレが、
このイオンから始まったと知ると、いつもとは違うイオンに見えてきます。
その『多目的トイレ』は、総理大臣賞を受賞しているほどです。
そういった事柄が、まさにこの社史には載っています。
ひとつひとつの出来事が、会社を少しずつ成長させてきた、
そういった歴史が、時間軸が俯瞰して見える年史って、
ものすごく面白いツールだと思います。
余談ですが、社史をつくると、
その会社のことが好きになってしまいます。
愛着が生まれてしまうんですね。
ということで、へたな研修をするよりも、社員教育のツールには最適な気がするのは、
私だけでしょうか…
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