“クリーニングデイ”とは?
フィンランドで、2012年より年2回(5月4週目・8月最終週の土曜日)
開催されているリサイクル・カルチャー・イベント。
「リサイクルのハードルを下げる」「地域交流」を目的としています。
フィンランドで4,500以上、日本では50会場以上、
現在ではすっかり定着した人気イベントです。
フィンランドが先駆けなんですね。
日本でも年々、規模が拡大しているイベントです。
参加するお店側も、お客さんも、どんどん増えているんですね。
(この津軽のイベントも去年→今年で参加店が約1.8倍。
2倍になりそうな勢いですから、ものすごいですね)
みんなの関心の高さがわかります。
日本でも、以前『もったいない』という言葉が取り上げられてブームになったことがありますが、
昨今の『断捨離』『ミニマリスト』など、きっと感覚的にも日本人に合う、思想なんだと思います。
さて、この津軽版があるのですが、このビジュアル制作のご依頼を受けました。
ぼくら字と図の役目は、誰かが旗を掲げる時の、その旗に最適なビジュアルを提案し製作すること。
デザインの役割は多岐に渡りますが、このような役割が、その中でも多いお仕事(使命)です。
考えたコンセプトは、
・リサイクル=不要な自分の持ち物を、必要な誰かに渡すこと=身を軽くすることのリレー
・クリーニングデイ=身を軽くすることのリレーのお祭り
ビジュアルでは、裸婦が輪を次の人に渡しています。
背景のオレンジの絵は、アルファベットでCLEANING DAYになっています。
下部のQRコードのところは、切り取って持っていける仕様になっています。
これは、ある年代の人には、馴染みの深いデザインだと思います。バンドブームの時代の『メン募』ですね。
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『メン募』:メンバー募集。インターネットがなかった時代、手書きのチラシをコピーして『ドラムス募集!』などのメッセージと共に電話番号などの連絡先をつけて、ちぎって持っていってもらう手法があった。人気があるほどにこの箇所が引きちぎられ、ダイヤグラムのような指標にもなっていた。
第10回クリーニングデイ津軽 大沼公園
〈日時〉
8月25日(土)、26(日)
〈会場〉
五所川原市相内岩井81-1市浦大沼公園
悪天候時は大沼公園に隣接した
『市浦コミュニティーセンター』にて開催
コンセプトは「アップサイクル・マーケット」
「アップサイクル・マーケット」は、
1.古い不要なモノに新しい価値(ストーリー)をつける。
2.古い不要なモノを生まれ変わらせる。
…ことを目指しています。
なるべく新しいゴミを出さない運動展開中
マイバッグ推奨・家にある紙袋などを持ち寄って共有してご利用ください。