【じとずの視点07】海苔のオモテウラ


jitozu_nori

この歳にして、初めて気がついたことがある。
むしろ、知ったつもりになっていたのだ。

海苔には『オモテ』と『ウラ』がある。
ってことは、私も知っていた。のだが、

その、てかりのある“つやつや”がある面と、“ざらざら”の面のことについて、事件は起こった。
本題はここからである。

私は、これまで、自然と、ざらざら面を上側にしていた。
ご飯茶碗の頂上にひょいとそれをのせて、
箸の両脇から挟み込むように、包んで簡易『のり巻き』にして、
お醤油にちょんと付けて、口に運んでいたのだった。

なんの疑いもなく。

しかし、真実は『逆』だったのだ。
外側に向けるのは、むしろ『裏』の方だったのである。
てかりのある、平滑な面。
つるつるのぱりぱりの方を外側にして、
ざらざら面をご飯にあたるようにして巻く。
これが正解だったのである。

ある日の『手巻き寿司』の日、
私はそれに気がついた。

今しがた、食べていた海苔が売り切れ、
違ういくつかのメーカーの海苔を引き出しからあさってきて、
『湿っている』だの、『こっちのが厚い』だの、言いながら、
少しでも美味しくいただける方法を模索している時だった。

試しにいつもと『反対』に巻いてみたのだ。

数十年も、もったいないことをしたなぁと。
幾千の食卓にあがってきた『海苔』たちよ。
あの、海辺の旅館で食った味付け海苔だって。

オモテとウラ。
この永遠のテーマとも言える2択。

歯切れの良いパリっとした食感。
ぜんぜん違うモノですね。

たかが海苔、されど海苔。
深いものがあります。


調べたところによると、
ざらざら面:オモテ
ツヤツヤ面:ウラ
だそうだ。

これは海苔をつくる過程で、
簀〈す〉(すだれのような、ござのような道具)に敷いた時に、
接着していた面がツヤツヤ(平滑)になるようだ。
太陽があたっている面の方をオモテと呼んでいるらしい。


余談だが、ググッていたらこんなモノがでてきた
26年度日本一おいしい海苔hp
でも売り切れ…その店の商品はAmazonでも購入可