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[暖炉に透ける!四季を選んで送るカードデザイン]奥入瀬渓流ホテルで年の瀬に新年を誓う『奥入瀬タイムカプセル』

[暖炉に透ける!四季を選んで送るカードデザイン]奥入瀬渓流ホテルで年の瀬に新年を誓う『奥入瀬タイムカプセル』

年の瀬を祝う『奥入瀬タイムカプセル』カード

12月は年の瀬と言われるほど、少し慌ただしくなる季節ですよね。
仕事もプライベートでも、一年の集大成のような時期で、季節の挨拶や、お歳暮、新しい年の幕開けへの準備。などなど、 一年のうちで、もっとも人の顔を思い出す時期とも言えるのではないでしょうか。
それゆえに、一年でもっとも手紙を書く季節とも言えるのかもしれません。
結論

この話は、手紙を書くという、その一点だけにフォーカスした企画の話と、手紙を書くためのおもてなしツールをデザインした話です。

静かな湖畔から流れる奥入瀬で新年を誓うポストカード

奥入瀬渓流の辺りに建つ特別なホテルで、新年を誓うポストカードのデザインを担当しました。
あれ、なんか記憶にあるぞ!と思った方がいるかもしれません。
2014年、私たち『字と図』が十和田に移住して間もない頃、同じく奥入瀬渓流ホテルの冬季イベントを企画したことがあるのです。

その時は、ホテルも冬季休館をしている頃でした。
冬至祭(クリスマス)のイベントを最後に締めくくり、休館に入ります。
冬至に投函したポストカードが、半年先の夏至に届く。というコンセプトのイベントを企画しました。
2014年に作ったポストカード。書き留めたカードを輪に吊るすことで、大きなクリスマスリースを作りました。

2019年を締めくくる、新テーマは『年の瀬』

2019年、今度のテーマは、『年の瀬』でした。
30日と31日の2日間限定。その日、宿泊されたお客様が、この一年をふりかえって、そのカードに思いを書き留めます。
新年への新たな幕開けへの『誓い』にもなります。
書く内容も、届ける先も自由。

ポストカードに付加した新機能


今度の仕掛けは、届く季節を選べること。
カードには、4つの領域があります。
その区切られた領域の一つを塗り絵してもらうことで、季節を選べるようにしました。

オペレーションが面倒になりますが、ホテル側はこの企画を快諾してくれました。
ホテル内にある岡本太郎 作の巨大な暖炉とポストカード


透ける特殊な加工を施したカード

今回は、奥入瀬渓流ホテルの暖炉の前に飾りました。

暖かい暖炉を囲みながら、静粛な気持ちで書かれたメッセージ。
炎が透けて見えるカードとともに、新しい年を迎えるカウントダウンを行いました。
ポストカード販売中


この特別なカードの販売を開始しました。
↓ネットショップ or 十和田市現代美術館 or 星野リゾート奥入瀬渓流ホテルにて、お買い求めいただけます。

https://wakusei.theshop.jp/items/29894646

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