雑記

『保育園や幼稚園に行きたくない子どもたち』に対する親の対処方法

『保育園や幼稚園に行きたくない子どもたち』に対する親の対処方法

集団生活が始まって落ち着いてきた頃、「友達とトラブルにあった」という理由で保育園や幼稚園に行きたくないと子どもが言い出します。
私は幼稚教育のプロでもなんでもないのですが、我が家の場合を振り返りたいと思います。

ケース1 保育園に行きたくない子どもたち<娘の場合>

3歳から保育園に入園。
最初は行きたくないとグズるが、次第に慣れてきた。
特に問題もなく、慣れてきた様子だったが、秋頃に様子が変わった。

一人の子とケンカしたのをきっかけに、行きたくないと言い始める。
その際、友達に顔をちぎられた(つねられた)のがショックだったようで、夜や毎朝さめざめと泣く。
髪を短くしないとだめ、とか、スカートはだめ、とか規則が多い園だった。
娘は、髪も長いし、スカートもはきたい子だった。

同じ保育園で働いている先生の子どもたちが同級生にいっぱいいた。
自分の親が先生している子どもは、自分が先生と同じ立場と錯覚する場合もあるようで、「髪き切りなさい」とか娘に言っていたようだ。
娘によく「ママも保育園で働いて」と言われた。
そうすれば自分の立場も強くなるとでも思ったんでしょう。

友達につねられた跡(口の横)がなかなか消えなかったことや、そもそも髪を短くする規則も理解できなかったので、これを機に転園させようと、私だけで、3つぐらい幼稚園を見学に行った。
娘にその旨伝えると、「今の友達と会えなくなるのはいやだ」と言われてしまう。
え? そうなの?
私としては、ベストの提案だったはずのに、、どうしよう?と途方にくれました。
やはり、朝は行きたくないと泣くし、でも好きな友達とは一緒にいたい。
親としては、もうよくわからないので、保育園の先生に相談しました。

「園ではとても楽しそうですよ」

字子さん
字子さん
?ん?

そうですか。
娘は女優になれますね。
こんなに真剣に悩んだ私はなんだった
髪の毛も、長くても自分で結べれば問題ないですよということで、終わりました。
それから、「行きたくない」とはほとんど言うことなく、卒園しました。
むしろ、土曜日も行きたいと言うぐらい。。友達と過ごすのが楽しかったようです。
結果、いやなものから逃げるのではなく、解決していくことが学べたのかなあ、、、と親としては思っていました。

ケース2 幼稚園に行きたくない子どもたち<息子の場合>

3歳から幼稚園に入園。
行きたくないと最初はぐずるが、1週間もしたら「楽しみ!」と言いながら通えるように。
年少もそろそろ終わる3月、「お前は友達じゃない」と友達に言われてショックを受ける。
傷ついたから行きたくない」と言い始め、これは成長のチャンスかもしれない!
と親が思った矢先に、コロナ流行し、登園できず。
二ヶ月近く、家でその問題を醸造発酵し続け「僕はいじめられているから行きたくない」とまで言うように。
息子が傷ついたことは、暴力じゃないから、息子が言葉にしないと誰も気づかないんだよ。
叩かれたりしたら、目に見えるけど、誰かの言葉に傷ついたとしても、「傷ついた!」と言わないとわからないよ。言われた時に「その言葉に傷ついた」と言ってみたら? 本人に言えなかったら、先生に言ってみなさい。
と教えてみました。
旦那やお姉ちゃんは、「いやなこと言われたら鼻くそつけてやれ!」「やられたらやり返せ!」「私にやるみたい殴ってやれば、いやなこと言わなくなるよ」など、かなり強気なアドバイスが飛び出しました。

図郎さん
図郎さん
親って親バカですから。姉も姉バカね

息子「わかった、鼻くそつけてみる」と少し喜んでましたが、鼻くそつけても解決しない気がしたし、子どもが毎朝メソメソするので、一応先生に私から伝えてみた。

その日、息子からも先生に説明してきたそうです。
「誰に言われたとかも教えてくれたので、その子とのやりとりも注意してみてみますね」
自分でも説明できるなんて、なかなかやるな、息子よ。
と感心していました。このままでは、お友達に鼻くそつけてしまうかもしれない。
家に帰ってくると、「今日誰かに鼻くそつけた?」と聞いたりしましたが、
「仲良しだったから、鼻くそはつけないよ」と言われ一安心。
みんなと仲良く過ごせているみたいだなーと思っていた数日。

「園ではとても楽しそうですよ」

字子さん
字子さん
?ん?

やはり。
それから泣くこともなく、たまに行きたくないとは言いますが、普通に通っています

幼稚園の親御さん(私)への対応が神。

それから数週間たち、幼稚園の園長便りにこんな内容が。

上町しぜんの国保育園 園長・青山誠さん、私は全く存じ上げないのですが、とても参考になる心得です!
子育てしている保護者の方全てに知ってもらいたい心得ですね!

学校へ行きたくない子供を持つ親の心得

1、感情そのものを評価しない。
2、子どもは「解決」を望んでいるわけではない。
3、子どもから聞いたことがすべてではない。
4、大人の心配を子どもに背負わせない。

 

そして、園長のお便りでの伝え方も素晴らしいですね。
さりげなく他のエキスパートの言葉を紹介し、親を納得させたところで、園と一緒に考えて行きましょうと言う。
プロは違いますね

そして、この心得、娘の時から知りたかった。。
娘の保育園の園長にもおよそ同じことを言われたような気がするのですが、口頭だと覚えられないし、園自体に不信感を持っている場合もあるので、「他のエキスパートの方がこう言ってますよ」と言われると、親としては納得度が雲泥の差でございます。

こんな相談よくされる保育園の先生たちも、参考にしてほしい対応の仕方ですね。

フォローしていただけると、字と図の最新ニュースをご覧いただけます