まず【名刺】
その後、杜氏に弟子入りした僕は、プライベートでもいろんな[町の場]へお供することになりました。
そういう場で、自己紹介を一人ずつゆっくりと…なんてほぼできないんですよね。
なので、名刺を事前に用意しておき、行く場所行く場所で、
自分を知ってもらうための営業ツールとして、積極的に渡しました。
ここで重要なポイントは、自分のプライベート名刺だというコトです。
弟子入りした酒蔵の名刺ではなく(入ってすぐの輩には名刺は作ってもらえないですし)あくまで、自分が何者であるのか?が分かる名刺ですね。
間違っても、東京にいた時の会社の名刺を渡してはいけません。連絡もできないし。笑
意味がない。
僕の場合は、会社組織から抜けたこともあって、
改めて独立した屋号をつくるところから再スタートしました。
覚えてもらいやすい名前にしたことも、きっと良かったのだと思います。
名前は【字と図】です
- コピーライターの妻(文字の字)
- グラフィックデザイナーである自分(図画工作の図)
という意味です。
※奥さん以外に知っている人がいなかったので、当時搔き集めることのできる唯一の素材である妻の能力をセットにして、最大の営業力を駆使にしたのでした。
それから【Web】
いわゆるホームページです。
やっぱり、名刺だけでは伝えられないことがあります。
面積が限られていますからね。
別の言い方をすればWeb版のポートフォリオといっても良いかもしれません。
これまで携わった仕事や作品、代表作などが一覧で見えるようなモノであれば、
いいと思うんです。
僕の場合は、移住することを決断する約半年ぐらい前から、
ちょこちょこ構想を練りながら、自分で作っていきました。
今も利用している字と図のサイトです。
WordPressの立ち上げ方を、以前に習っていたことも、
ラッキーでした。(感謝です。フラッグシップLLCさん!)
当初から名前を決めていたので、ドメインもしっかり取ってしまい、
時間に余裕があるときにコツコツと進めておきました。
移住の直前になると、どうしても慌ただしくなり、
予定外の予定もたくさん入ってくるので、
余裕のある時期から、少しづつ進めておくことをお勧めします。
駄目押しの【ポートフォリオ】
まだまだ現物の強さって存在します。
紙で出力したものをファイルで綴じたモノを用意しておくと安心です。
上で述べたWebづくりの際に、作品を整理する作業が出てくると思いますので、
そのついでに、現物の作品集も作ってしまいましょう。
地方では、地域に根付いている力のある人が、高齢だったり、ネットができない人もたくさんいます。
そういう方に、見てもらったり、自分を知ってもらえる機会に遭遇した時に、現物があると、機会損失がなくなります。
例えば、お会いした時は、名刺交換だけしかできなくても、
後から郵送で送ったっていいのです。
その時に、eメールにURLを添付して送っても、
見てもらえる機会はあるかどうか…
紙の強さ、発揮しますよ。
もう一つは、誰かに頼むという時が多々あります。
知人の知人。
それから就職活動の時なんかは、面接をしてくれた担当者→決済する上司。など
そういうシーンでも、Webよりも効果を生むツールになります。
田舎は基本的に車?社会なので、
車に積んでおくと、備えあれば憂いなしです。
ポートフォリオにも、プロフィールや連絡先を忘れないように記載しましょう。
いかがだったでしょうか
移住で活躍する三種の神器。
特にクリエイティブ職向けにお伝えしましたが、
他の職種でも、適用できると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
字と図(@suuyoshida)図でした。