本当は教えたくないだなんて常套句だが、
私は移住してしまったので、なかなかもう行くことができない。
ノラさん
もうなかなか行けないからにゃ〜…
ならば、私のかわりに。という想いをこめて、オススメ店を解放してみたくなった。
さて、はっきりいって、
東京には、おいしいお店なんて星の数ほどある。
そして、お金を払っておいしいものを食べるってのは、“当たり前”だという感覚すらある。
もう、それだけで心をつなぎ止めておくのは、なかなか難しいのが現状なのではないでしょうか。
つまり、リピーターになってしまうのには、それだけ心をつかまれてしまう何かがある。
味だけでなく、人、コスパ、サービス、空気感、云々…またはそれら全部。
ここで紹介するのは、19年間わたしが東京で住まい、通い、
中には、1度限りしかご縁のなかった膨大な飲食店の数々を退き、
わたしが足しげく通うことになった愛すべき“横綱級”のお店なのです。
図郎さん
まじで横綱級です!
よこづな…ってのは、敷居が高いって意味ではなく、満足度の話です。
中には、お高いゼニを払うお店もあるけど、きっと満足するはず。値段以上に。
ほとんどは、良心的なお値段だと思うことになるでしょう。
そして、味はさることながら、
また足が向かってしまうお店。
東京に住まう人のみならず、東京へ行く機会がある人、必見です。
かなりのおすすめ店です。
▼【ハンバーグ編】
せきぐち亭
代々木八幡
わたしのハンバーグランキング第一位は間違いなく、ココ。
記憶ではランチでは、150gと200gを選べるのだが、
勢い余って300gをお願いしたら、快諾してくれた。
それぐらいペロリだ。
かなりのヘビーユーザーだった。
帰りにお向かいのコーヒー屋で一杯飲んで帰るのが日課だった。
土地柄、著名人もよく見かけた。みんなハンバーグ食べてたなぁ。
もちろん、ハンバーグ以外の洋食も絶品。
余談ですが、住むにも、アクセスにも最高の立地ですよ、代々木八幡は。
ノラさん
300gペロリ
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▼【ピザ(イタリア)編】
ラ・ピッコラ・ターヴォラ(La Piccola Tavola)
永福町
ここは、PIZZAの本場ナポリに認定された看板をかかげているお店で、
ピザなんぞ、そんなに美味しさの領域は変わらない&超えないのではと、
タカをくくっていたところ、食べて打ちのめされた味でした。
なんというか、これまで食べたピザの中でダントツに一番うまいと感じたのがここ。
味わった事のない、炎の味がします。
ランチ時は、人の列ができる。待つよりも予約した方がすんなり入れる。
2人で行くなら、ピザランチとパスタランチがあるからシェアするのがいいかも。
ふたりして、ピザだとややボリュームが。駅から徒歩1、2分というのも、嬉しい。
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▼【創作和食編】
えさき
外苑前→八ヶ岳
HP
特別な記念日、デート、家族、もてなしたい大事な客人にもマル。
はじめに手渡されるコースのお品書き、達筆な手書きで愛情を感じる。
コースの献立を見ると、品数が多く、こんなに食べれないよとたじろぐも、
すんなり食べれてしまうほどの絶品創作料理の数々。
個室もあるし。ゆったりできる。
この歳になっても、食って感動することってあるんだと、再認識。初の食感に出くわしたことも。
ミシュラン3つ星もうなづける。予約がいっぱいなのでお早めに。
図郎さん
こんなに和食食べてるのに、
『はじめて』の感覚に出会えるのよ
『はじめて』の感覚に出会えるのよ
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▼【定食屋編】
こづち
恵比寿
最初に訪れたのいつだろう。それぐらい昔から、ひっそりとずっとある。
恵比寿に行ったら、立ち寄りたくなる。黙々と作るおじちゃんおばちゃん(最近は若い人もも厨房に入っているみたい)の所作が美しい。来るお客も、さっさと食って出る。
ザ昭和の良き部分が残るお店だ。メニューの多さにも、びっくりする。常連達の頼み方がまた面白い。ビールもある。日曜日の散歩コースにもいい。
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▼【らーめん編】
ちょろり
恵比寿
言わずと知れた名店。うわさでは、西麻布にあったカオタンらーめんの姉妹店。
裏道にポツンとあり、ちょうちんが目印。何時いっても人が入ってる。
お酒を飲めるラーメン屋。つまみも豊富(ほぼラーメンの具だけどね)
生ビール1丁に“めんま”をつまみながら、この後の予定でも考えつつ、みたいな流れ。
だいたい2件目に流れ着く。
締めにくることも多い。夜中までやってるし。めずらしくスープは、醤油、味噌、塩と選べる。
もちろん全部うまいが、なんといってもおすすめは『塩らーめん』と『チャーハン』かな。
リピート率半端ない。
常連でなくとも、注文のわがままを聞いてくれる。
図郎さん
たとえば、『塩ラーメン』に『わんたん乗せ』などなど。
ノラさん
すぐ上で紹介した『こづち』と『ちょろり』はハシゴできるね
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支那そばや こうや
四ツ谷
事務所と同じエリアだったから、いろんな用途で行っていた。 ここの水餃子がめっちゃウマである。ONパクチーである。1週間に1度は食べたくなる。6時くらいには入店したい。細く切られたネギものっていて、とにかく最高。
ランチでは、平皿に盛られたつけ麺みたいなやつ(名前をど忘れ)をいつも食べていた。ネギときゅうりとすりごまが3色にかかっていて、辛いめんつゆで頂く。これがもう病みつき。お昼の長者番組『笑っていいとも!』が存在していたある日、タモリさんもよく来られていたみたいだ。遅めのランチに行くと、空いた席で、餃子を作っている本国の兄さん姉さんがいたり。異国の雰囲気が。お店のメニューはほぼ制覇した気がする。誰にも教えたくないくらいオススメである。
図郎さん
あの麺の名前なんだったけ? 唾出てきた
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▼【フランス料理編】
テート・ア・テート(tete-a-tete)閉店
四谷
ノラさん
もう…ショックを隠しきれないニャ…
ここは違う。コスパ最高。そして、料理が絶品。
センスかなりイイ。ワインの知識ゼロでも、好みのモノにいざなってくれるし。
コース料理のバランスが、ほんとにすばらしい。デザートも。出てくるたびに笑みがこぼれる。
こじんまりとしたお店で、少ない人数のお客さん全員にサービスを提供してくれてるという意思が伝わってくる料理たち。
子どもをじじばばに預けて、久しぶりのデートに行きたくなる感じ。
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▼【スナック編】
リトルペンギン
高円寺
オープンして約1年、この方にお店に来ていただくのが密かな目標でした。そして昨日ついに!キングオブスナック!玉ちゃんが!あんなに嬉しい出会いはありません。玉袋さん、Twitterのフォローまでしていただいてありがとうございます☆ pic.twitter.com/CS3VfMp53P
— リトルペンギン (@koenji_penguin) 2014, 5月 17
今、東京では、スナックが来てる。と思う。 移住先ではスナックが日常に入り込んでるので、それはそれで逆に驚くが、 東京でスナックに向かう若者は、ほぼ(まだまだ)いない。 でも、このスナック文化は、若者にこそおすすめしたい。 こちらのお店、若者も、女性おひとり様でも、来れる器量のあるお店。 スナック童貞よ、来れ!と言う主、ゆかママもお若い。(※初代ママも引退して時が経つ) お隣のお客さんとちょっと気を遣いながらマイクに向かう。 そんなマナーややりとりをぜひ。 オープンして1年(記事作成当時)、キング・オブ・スナック玉ちゃんも訪れた。 やり手の(株)どりーむずかむとぅるーのグループ店。 ちなみに系列店は(おとめしも椿も)どれもおすすめ!高円寺の至宝(株)どりーむずかむとぅるーが経営する。
図郎さん
皆さんの十八番は何ですか?
ノラさん
初代ママの頃に通っていたので、今は何代目ママなんだろう…
[こちらもオススメの姉妹店]
音飯(おとめし)→山形料理と地酒 まら
看板を見ると、レコード屋かなと思った。店内に入っても、なおカフェかなと思う。 しかーし、旬の山形料理が食べられるなんともギャップのあるお店だ。開店と同時に常連で賑わう。酒も料理も絶品。どりかむの重鎮たちにも会える。常連になると、さらっと美味しいモノをだしてくれたりも。初めて食べたのは、サメの心臓。like a レバ刺で、足が早い(傷み)ので新鮮なのしか食べられないのだとか…
ノラさん
場所が変わったみたいニャ
椿
27時(午前3時)まで開いてるので、ついつい寄ってしまう。一軒目からでも二軒目からでも使えてしまう貴重のお店。 日本酒と旬のおつまみが充実してる。締めの『そば』を食べたい時にも(もちろん手打ち)。 1Fはカウンターのみ。私はお一人様でよく行き、カウンターのお客さまとお話しするのが好きでした。一人でも気の利くマスターが相づちしてくれます。2Fには個室あり。
ノラさん
マスター元気してるかにゃ
▼【カレー編】
デヴィ コーナー(Devi Courner)
品川
品川駅で待ち合わせしてたのだが、 フライングし過ぎて、暇つぶしに探して寄ったお店。 駅からやや歩く。でも直線なので分かりやすい。 メニューを見て、カレーにしちゃあ、ちょっと高めかな。っていうのが初見。 でも、一口いれたら納得。 おいしけれりゃ、値段なんて関係なくなる。 そして、今まで食べたカレーの中で、ダントツうまかった! 品川って、あんまり降りる機会がないけど、降りたらぜひ。 北インドのカレーだということです。 [Amazon’s Choise] Happy Belly ビーフカレー 中辛 180g×15個|保存食
▼【とんかつ編】
とんかつ太郎
野方
中野区の田舎、野方の線路沿いにある。 都心のそれと比べたら、コスパかなりよろし。 そして特別じゃないのだが、ここのとんかつは非常にうまい。 そしてまた来たくなる。気づくとリピーターになっている。 いつも『ヒレ』にオプションで、コロッケなどを付けて 食べていた。普通のヒレで十二分にうまかったので、 ついに『特ヒレ』を頼むことはなかったのが悔い。 赤出しのみそ汁なのが、やや残念だが、それ以外は満点。(とんかつにはやや重い) ご主人が宮古島出身なのか、なぜか“オリオンビール”と“沖縄そば”らしきものもある。
図郎さん
なぜに沖縄そば?
そんなに食べれない…好きだけどね
そんなに食べれない…好きだけどね
▼【小料理屋】
小料理・休
高円寺
美大OBという希有な美人若女将が、お相手をしてくれるカウンター席だけの小料理店。
なんといっても、昼3時から開いてるのがうれしすぎる。
女将いわく『隙間産業』とのことだが、この時間にお酒とアテが出てくる店は希少。
仕事が嫌になった時、プレゼン後の軽い打ち上げに、休みのお昼から、等等考えただけでも、
浮かぶバリエーションの数々。
日によって違う旬のメニュー・うまい日本酒・若女将と三拍子そろった
けれど、敷居の高くないリーズナブルなお店。女性のおひとり客も結構いらしてた。
金曜は激混みなので注意。(みんな同じこと考えるのね)
図郎さん
なんで3時からOPENしてらっしゃるの?
の問いに隙間産業!という答えが。笑
の問いに隙間産業!という答えが。笑
まにわ(Maniwa)
阿佐ヶ谷(北口から南口に引越したみたいですね)
まにわさんについて書かれたブログ→ 阿佐ヶ谷 まにわ:いざ酔い日記こちらも美人若女将が、お相手をしてくれるカウンター席だけの小料理店。
なんでも、阿佐ヶ谷美人三大女将のひとりに挙げられている。
7席で満席となる。連日予約で一杯なので、予約をいれるのが難しくなってきてる。
常連は皆、口を揃えて言う『誰にも教えたくない』と。
とはいえ、女将の人柄に負けて、人が人を呼んでくるのだろう。
シーズンによって違う旬のメニュー・うまい日本酒・若女将とこちらも三拍子そろったお店。
コスパもすごくよい。が、飲み過ぎれば、それは自業自得。
一般的に酒に通じた店主ならばおすすめしない“生酒もお燗”にしてくれる。本人がたのしめればいいのだそう。
縁あって、母校が同じことが判明し、先輩としたって足しげく通った。
酒好きのツウたちがこぞってくる。ウイスキーを日本酒に持ち替えた小雪がここにいる。
(いきたくなるでしょ)
図郎さん
まさかの小学校のパイセンでした
▼【ロシア編】
チャイカ
高田馬場
ずうっと、ずっと、気になっていたのに、なかなかいけないお店ってないですか?
同じビルの本屋さんによく行っていたのに。
ようやくタイミングが合い、いざ入店。
これが、名店。
品の良い、洋食店の様な雰囲気。ランチをいただきました。やっぱりボルシチ。メインの魚を選べた様な…記憶。
そんなに気構えずに、お友達同士でも、デートでもいけちゃう。
ノラさん
食器が温かくしてあるだけで、もうなんか幸せにゃん
▼【カフェ編】
ファイヤーキングカフェ
代々木上原
カフェ、バー、ギャラリー…なんと呼べばよいか困るが、
そのどれもを兼ね揃えている。
しかもランチもできて、深夜まで通える。
一軒目の店としても十分にもてなしていただけて満足が行くが、私自身は二軒目仕様が多かったように思う。
温かいお茶も、アルコールも充実している。
デートでも、散歩でも、犬ちゃんも同伴でき、幅広く使える。
そんな場所、東京には五万とあるかもしれないが、
私にはここが好きな理由がある。
ここには、大人の色気があるのだ。
黒のしつらえの空間。店名の由来にもなった緑色の乳白色の食器。
かっこよく魅せるトイレの鏡。
壁にかかる作品。小粋な制服。ベトナムな料理。
計算された玄人なお店だと思う。一緒に行く人を選びたくなる。
東京で一番長く住んだ場所だから、思い出ものせているかもしれないが。
ノラさん
とにかく雰囲気いいにゃーアーバン
Casa BRUTUS特別編集 カフェとロースター
▼【貝編】
あぶさん
高円寺
せま〜い路地に提灯が見える。きっと一見さんでは、辿り着かないかも。
予約必須。常連しかいないんじゃないだろうか。つまり、リピーターばかりが集う店。
イコール、うまいってことだ。とにかく、貝好きにはたまらないはず。
貝の刺身から始まって。貝のフルコースを食べているよう。
貝ばかりであきるんじゃないかと思ったが、それはシロウト。飽きない(魚もあるよ)
見た事も食べた事もない貝があるある。まず、おすすめを聞いて、旬を食べよう。
かなり付き合いの長い人とのデートなら◉だが、初回だとどうかな。(トイレ事情的にも)
夏に行ったら、汗だくになった。極小店内なのでね。それも楽しめれば○。
玄人向け。あしからず。
ノラさん
小さなお店ですからマナー大事
▼【パン編】
ベーカリー ササ(BAKERY SASA)
笹塚
無性にパンを食べたくなる時、ありますよね?
近くにパン屋がある幸せ。
地方に行って一番の悩みは、『美味しいパン屋』の存在だったりする。
ササのパンは、すごく美味しい、フランスパン系といえばよいのだろうか、硬めの生地が好きな人にはたまらないはず。
種類も豊富。しかも、お手頃価格。民間人にやさしいぜ〜。
サイズも小さいので、ついついたくさん買ってしまう。
誰かのお家に行く時の、『おもたせ』にもちょうどいい。
笹塚に住んでる時は、ヘビーユーザーだった。虜でした。
甘い系も、しょっぱ系も、プレーン系も充実してます。
ノラさん
とにかくいっぱい描いすぎちゃうにゃ〜
▼【居酒屋編】
秋元屋
野方
焼き鳥を食べたくなったら、ここだ。17時開店に合わせて、早い客は並ぶ。お休みの日は危ない。激戦だ。安い、うまい。たまに長蛇の列ができると、50分で出てくれと言われてしまう。よく通った。ひと昔前のある日、店員の態度が、面白くないくらいに、とんがってしまった時があり、飯が不味くなったので、行くのをやめていたが、きっと今は大丈夫だろう。明るいうちから飲むのが吉。
▼【焼肉編】
みつぼ
高田馬場
焼肉だが、豚ですね。豚のことなら、なんでも来いの店。
生レバ禁止令が出てからは、残念ながら食べる機会がなくなってしまったが、かつては生レバが絶品だったほど。ホルモンを食いたくなったら、ここだよね。ここで待ち合わせをして、次に行くのが定番だったなあ。安くてうまいお店には、サラリーマンの姿がある。ここも。
ノラさん
放るもん→ホルモンになったんだよね?知ってた?(雑学)