雑記

宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編 第5位『星旅少年』1巻、2巻 坂月さかな著を読んでみた

宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編 第5位『星旅少年』1巻、2巻 坂月さかな著を読んでみた

タイトルの通り、宇宙を旅する若者のお話です。絵柄もありますが、登場人物は少年なのか少女なのか、今のところ私はわかりません。

いつなのかわかりませんが、人間は、眠りについたまま目が覚めず、あるものになってしまう不治の病におかされているという設定です。

割と生きるか死ぬか、生々しい「終末もの」が多いと思いますが、このマンガは「終末」の匂いがぷんぷんするのに、「」がないため淡々としています。

読んでいると、むしろ「こんな病」になりたい気もしてしまいます。
自分や、自分の大事な人を守るために諦めきれず戦いがなくならないんだとしたら、みんなが不治の病に侵された方があっさり諦めもつくかもしれません。
平和に人間が死ぬために、誰かが考えた病なのかもしれません。
などなど、なかなか哲学的な思考を刺激する、素晴らしいマンガであります。

 

このマンガをきっかけに、坂月さかな著の短編集「プラネタリウム・ゴースト・トラベル」も読みたくなりました。

北村みなみ著のマンガ「グッバイ・ハロー・ワールド」をお好きな方なら必ず気にいると思います。

「星旅少年」の方が長編ゆえ、どっぷり世界観に浸れます。
私は、読み終わってから、この世界に行ってみたいと願ってます。

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