“官能”
と聞くと、“小説”などをつい思い浮かべてしまいます。が、
こちらの“官能勉強会”はお酒の勉強会の話。
一度は、どこかで見たことのあるであろう、あのいくつものお酒を試飲して評価するアレです。
師に勉強会だと聞いていたので、
ノートを持っていって、講義を聞くものだと思っていたら、
会場についてから、その旨を伝えられました。
『ちょっと、早く言ってくださいよ。』と、
心の中で突っ込みを入れつつ、
緊張した面持ちの中、官能勉強会がスタートしました。
参加者は、入り口で、このような『解答用紙』と『えんぴつ』をもらいます。
問1.甘味の識別能力(3点識別法)
問2.酸味の識別能力(3点識別法)
問3.アルコール度数の順位(順位法)
問4.清酒の香り識別(マッチング法)
問5.純米酒の特徴の記憶(マッチング法)
問6.味の濃淡・甘辛の識別(タイプ当て)
と並んでいます。
なにやら緊張しますね。
この“青醸会官能勉強会”では、
青森県の酒蔵で働く蔵人の面々が集まります。
机の上には、これから試飲するテスト用のお酒が並んでいます。
テストのひとつの問いには、各酒蔵のお酒を選別するモノもあります。(問5)
トロフィも置かれています。これまでの優勝者の名前もかけられています。
ホワイトボードには、机のレイアウトに番号がふられていて、
つまりこの番号が設問の番号に適合しています。
今回の参加者は30人程だったので、6問を5人ずつのチームが、同時にスタートしていきます。
私の組は、5番からスタート。
これは、酸味の設問。(問2)
この設問は、3つのグラスの中から、なかまはずれの1つを見つける問い。
1セットで3つ飲まないといけなく、問2だけで、全部で6セット×3つなので、
合計18グラスを試飲しなければならない。
グラスには、色がついていて、酒質を外見で判断することも、なかなか難しいようにしてあります。
さすがに、後の問いに行くほどに、
舌が麻痺してきて、なんだか分からなくなる感じ。
なので、間、間で、
お水を口に含ませます。
お酒も全部飲んでいては、酔いますし、味も分からなくなってしまうので、
こういう、灰皿のような器に『ぺっ』と吐き出します。
どの質問を先にやるかも、勝敗に影響してきそうです。
だいたい一つの設問に対して、7から15分用います。
全部が終了するのに、およそ1時間半かかりました。
全部の設問が終了し、いよいよ結果発表です。
じゃん!
こちらが返却された、解答用紙。
なんと25点!
実は33点満点なので、なかなかイイ点数ではないでしょうか。
問3.アルコール度数の順位(順位法)
問4.清酒の香り識別(マッチング法)
問6.味の濃淡・甘辛の識別(タイプ当て)
については、満点でした!
やった!
第三位でした!
初めてにしては、大健闘…ということにしておいてください。
しかし、反省点もあり、
自分の所属する蔵のお酒をはずすという失態…情けない。
反省です。
さて、初めての体験だったので、なかなか面白いモノでした。
全神経を、舌に集中することって、なかなか人生において経験がないですから。
ただ、やっぱり、お風呂上がりに畳の上であぐらをかいて飲む日本酒の方が、
美味しいのは確かです。笑