
青森県十和田市で地酒を愛する女子たちで結成された“和酒女子”という会がある。
その会に、またも参加してきてしまった。
実は他県の杜氏がくるとの情報を嗅ぎつけたからだ。
今回は名古屋の“九平次”の杜氏、佐藤さんがやってくる。
終わってみれば、終わるのが名残惜しい実に愉しいイベントだった。
蔵のこと、これまでの軌跡など、スライド写真とともに興味深い話をたくさんたくさん聞くことができた。
なかでも近年の海外進出の話は、面白く、
フランスでの活躍ぶりが目覚しい。
日本で親しまれている日本酒が
“SAKE”という新たな日本の顔(ツール)として
世界に浸透していく姿は、なんとも勇ましくカッコよかった。
それに、日本人としてとても応援したくなる。

飾らない杜氏の人柄がまたステキだ。
高田純次のような脱力感が、
技術力を一層、対比させるようだ(褒めてます)
蔵の仕事の形態が様変わりしているという話もとても興味深かった。
かつて酒を創る蔵人は半年間だけの雇用が主流だったのだが、佐藤杜氏はそれを一年雇用に変えてしまった。
また、働く蔵人の年齢が若年化していること。
女性もいること。
かつては、昼夜問わずの労働であったのを、
ある程度コントロールすることで、深夜の仕事をなくしたりとか。
随所の改善を試みている姿勢が、
“変化”と、とてもうまく共存共栄しているようで、思わずさすがだなと唸ってしまった。


広聴後のはしご酒にも、図々しくお供しちゃいました。
またいつの日か、面白い話を聞きたいです。


杜氏自ら持参いただいた『醸し人 九平次』堪能しました!
よく見ると、おフランス仕様になっています!
みなさんも、ぜひ食してみてください
⌘
醸し人 九平次〈KUHEIJI〉
萬乗醸造