[課外活動]映画館のない町で、映画を上映するイベントにデザイナーの分際で初出店してみた(その1)からの続き
グラフィックデザイナー『郵便局』に変身!
デザインユニット字と図(@suuyoshida)です。さて、続きです。
デザイナーが、他の出店者さんに匹敵する**何か**を提供するのは、かなり難しい…。
お客視点ならば、自然豊かなイベントにきたら、まず『食欲』にはかなわないだろうし。
それにまず、日頃から一つの事に対峙して、毎日鍛錬している手練れたちには敵おうとすること自体が、おこがましい。
なので、私たち(デザインユニット字と図)は、別路線、別次元で勝負することにしたのである。
それが…**『時々郵便局』**である。
この ま え 手 紙 を か い た の は い つ で す か
これが時々郵便局が 皆さんへ問うメッセージである。
そして、ネーミングの由来は、『時々』現れる『郵便局』だからである。
このような青空イベントでは、人は五月雨にやってくる。
本来、デザインのワークショップの醍醐味は、人前での『プレゼン』だと思っている私たちからすると、五月雨ではできないのである。
ある程度の人数がまとまって、制作して、最後にプレゼンを共有することで、デザインが何であるかが見えてくるからだ。
そこで、今回は、五月雨でも完結できるモノである必要があったわけである。
つまり、**場**を提供したのでした。
場 = 手紙を書く場所
* 手紙を書きたいあの人を思い浮かべて
* いつも横にいる人、もう随分会ってない人、遠くの友達、ちょっと先の自分に…
* 懺悔、告白、謝罪、感謝、ラブレター、記憶、その他諸々
相手がいても、自分へのTodoでも
どんなことでも、いいのです。
自然という外環境のロケーションが気持ちを高めてくれるであろうし、
わざわざ人に言われないと、『手紙』ってもうわざわざ書かないツールなのではないかと思ったわけです。
それで、僕らが決めたいくつかのルールがこちら↓
- 専用ポストカードを持っていきます。
- ポストカード費と郵送費がかかります。
- 書くためのペンを各種ご用意します。
- 開場時間中、手紙は展示させていただきます。
- 見せたくない手紙は、専用ポストへ入れてください。
- 私たちが責任をもって、手紙を預かり、ある日、投函します。
- 『ある日』は未定。いつ届くかはお楽しみに。(およそ1年以内の予定)