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[課外活動]映画館のない町で、映画を上映するイベントにデザイナーの分際で初出店してみた(その2)

[課外活動]映画館のない町で、映画を上映するイベントにデザイナーの分際で初出店してみた(その1)からの続き

当日の会場風景。とにかくのどか。右手側に出店がずらりと続く。
デザインユニット字と図による祝!初出店『時々郵便局』

グラフィックデザイナー『郵便局』に変身!

デザインユニット字と図(@suuyoshida)です。さて、続きです。

デザイナーが、他の出店者さんに匹敵する**何か**を提供するのは、かなり難しい…。

お客視点ならば、自然豊かなイベントにきたら、まず『食欲』にはかなわないだろうし。

それにまず、日頃から一つの事に対峙して、毎日鍛錬している手練れたちには敵おうとすること自体が、おこがましい

なので、私たち(デザインユニット字と図)は、別路線、別次元で勝負することにしたのである。

それが…**『時々郵便局』**である。

B1サイズの『手紙』を作って看板にしました(家にあったものでDIY)

 

この ま え 手 紙 を か い た の は い つ で す か

これが時々郵便局が 皆さんへ問うメッセージである。
そして、ネーミングの由来は、『時々』現れる『郵便局』だからである。

このような青空イベントでは、人は五月雨にやってくる。
本来、デザインのワークショップの醍醐味は、人前での『プレゼン』だと思っている私たちからすると、五月雨ではできないのである。

ある程度の人数がまとまって、制作して、最後にプレゼンを共有することで、デザインが何であるかが見えてくるからだ。

そこで、今回は、五月雨でも完結できるモノである必要があったわけである。

つまり、****を提供したのでした。

場 = 手紙を書く場所

 

以前イベント用に作成した光が透けるメッセージカード。定型郵便サイズなので、郵送できる。晴天によく似合う。
* 難しいことを抜きにして、自然の中で、素直にペンを走らせて
* 手紙を書きたいあの人を思い浮かべて
* いつも横にいる人、もう随分会ってない人、遠くの友達、ちょっと先の自分に…
* 懺悔、告白、謝罪、感謝、ラブレター、記憶、その他諸々

 

相手がいても、自分へのTodoでも
どんなことでも、いいのです。

時々郵便局のコンセプトボード、ポスト、字と図の看板。冷蔵庫の残り物で料理を作るみたいに。パネルには出力を切り貼り、ポストはダンボールと以前に製作したポスターを切り貼り、看板は以前のシルクスクリーンワークショップで作ったシャツを丸めて刺繍枠に。
黒いカードにメタリックペンでメッセージを書く記念すべきお客さま第一号。ありがたやありがたや
こどもも、大人も、親子で黙々と。

 

 

自然という外環境のロケーションが気持ちを高めてくれるであろうし、
わざわざ人に言われないと、『手紙』ってもうわざわざ書かないツールなのではないかと思ったわけです。

それで、僕らが決めたいくつかのルールがこちら↓

 

 

  • 専用ポストカードを持っていきます。
  • ポストカード費と郵送費がかかります。
  •  書くためのペンを各種ご用意します。
  • 開場時間中、手紙は展示させていただきます。
  • 見せたくない手紙は、専用ポストへ入れてください。
  • 私たちが責任をもって、手紙を預かり、ある日、投函します。
  • 『ある日』は未定。いつ届くかはお楽しみに。(およそ1年以内の予定)

 

 

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