日中、田舎で親戚の農作業を手伝った。
結構、ヘトヘトになる。
それでも未体験のことを体験するのは
とても刺激的で、疲れもなんだか心地よく感じるから不思議。
ひと仕事を終えた僕ら(ぼくと妻)は、休憩がてら、近所のコンビニに入った。
アイスを頬張り、外に出ると、
そこにひとりのバックパッカーがいた。
コンビニのおばちゃんは、外に居座るその彼に煙たい視線を浴びせている。
しかし、客の多くは好意的だ。
物珍しいようで、次々に話しかけられている。
大きなバックパックに、
B4サイズぐらいのホワイトボードが立てかけられ、そこには次に向かう方向が書かれている。
夕方のラッシュに差し掛かる時間帯なので、次々に車が入ってくる。
きっとそれを見越して、ここにいるのだろう。
話しかけていた人が去るところに、
今度はぼくらが引き継ぐように話しかけてみた。
なんと、ここ青森県十和田市まで、
岡山県から来たという。
泊まり宿か次の行き先まで乗せてくれる人を探しているとのこと。
泊まらせてあげたいが、
ぼく自身、お世話になってる身なので、
さすがに決定権がなく、かわりにアイデアをひとつ提案してみた。
コンビニは良いアイデアだが、
ならば、同じ世代の大学生の方が、
泊めてもらうにしても話が早いのではないか。
ということで、大学が位置する近くのコンビニまで車で送ってあげることに。
着いた瞬間から、これは成功だと思った。
ミニストップは、店内で飲食できるスペースがあるため、すでに学生らしき人たちがいるのが見えたのだ。
しかも、20台ほどのチャリが駐車場に並んでいる。
早速、笑顔の彼を降ろし、抱き合ってわかれた。念のため、保険として連絡先を交換したが、きっと大丈夫だろう。
後日、メールがきた。
無事に学生に泊めてもらったとのこと。さらに秋田へ向かうと。
日本海側を南へ西へ下っているようだ。
きっと今頃は新潟あたりか…
彼の名は一将(かずまさ)くん。
どこかで会ったら、何かしてあげられることをしてみてはどうでしょうか。
挑戦してる人はキラキラしてますね。
脱線しますが、以下は、別の切り口で『日本』を語っている本です。
面白かったので、オススメです。