JAGDAヒロシマアピールズ2021の大貫卓也さんのポスターがやばい。素晴らしい。
毎年、密かに楽しみにしているポスターがある。
それが、この『ヒロシマ・アピールズ(Hiroshima Appeals)』だ。
この厳かながらも、ちゃんとしなければいけない空気の中で、
その年に仰せつかった使命をしっかり果たさないといけない仕事。
デザイナーならば、正面から、立ち向かわねならないポスターだと思う。
間違いなく、世界一になれてしまうようなトップ中のトップのデザイナーが、この仕事を請け負う。
それがヒロシマ・アピールズのポスターに違いない。
私が世界一好きなポスターがこれだ
さて、私がこの世で一番好きなポスターはどれ?と聞かれたらならば、
即答できるのが、このヒロシマ・アピールズの第一回目の作品だ。
これを作成したのが、亀倉雄策さんである。
誰もが一度は見たことがある前回の東京オリンピックのポスターを手掛けた、その人である。
これを、多摩美で、友達に教えられた時のあの衝撃。今でも覚えている。
蝶々が燃えながら落ちていくその絵。
ポスターとは、一瞬で説得できる機能と意匠
ポスターは、そもそも立ち止まって見ない。
街中で通りかかるその一瞬に、目をとどまらせて、情報を伝えないといけない。
その機能性と意匠性を同時に持ち合わせていないと、ポスターの役目を担えない。
サイトには、アーカイブがあるので観て欲しい。
これまでに1年に一人のデザイナーが担当している。
その38年の重みを観てほしい。
多くのデザイナーが、自分の痕跡を残そうとする中、際立っているのが、初回の亀倉雄策さんと、今回の2021年を担当した大貫卓也さんだと思う。
無味無臭なのである。大事なことだけを、掬い取って、見事に昇華している。
38年経つと流石にテクノロジーも進化している
技術を使わない手はない。
一枚の絵の凄さもさることながら、スマホをかざしてARで動く。
それが今回の2021年版のポスターだ。
五臓六腑が反応してしまった。
おうちでもどこでも、2台の端末か、モニターとスマホがあれば、体感できるので、
ぜひ観てみてください。
ポスターのデータもダウンロードできますよ。必見。
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