[女性が主人公のオススメ映画・ドラマ]邦画の映像作品「かもめ食堂」から感じる小津安二郎的『ワビサビ』について
最近「パンとスープとネコ日和」を見た。
ゆったりと優しく進む物語。
可愛い鳴き声の猫。
小林聡美さんの作る美味しそうな料理。
すべてが完璧なバランスで、私を癒してきます。
ありがとうございます、制作者の方々。
「かもめ食堂」
正直、映画「かもめ食堂」が苦手でした。
一人目の子どもが生まれたばかりの頃に観て、なんだかイライラしてしまったからです。
ありえない設定、ノロノロ進む物語。地味な登場人物。
今思えば、全く心の余裕がありませんでした。
最近、海外のドラマも Amazonプライム・ビデオ やネットフリックス、huluなどで見放題となったおかげで、エミー賞をとった海外ドラマとかも手軽に見れる時代になりました。
もちろん私もちょいちょい楽しんで観ています。
2018年エミー賞コメディ部門を受賞した↓最高ですね。
マーベラス・ミセス・メイゼル
1958年ニューヨークに住む、
同じく、2019年エミー賞コメディ部門受賞のこちら↓も面白いです。
フリーバッグ
どちらも、女性の生き様と言うか、#metoo 運動の影響をビシビシ感じる作品です。
日本のドラマや映画で、こんな作品が生まれる日はいつなんでしょう。
女性は必ず観てほしいですし、男性にもチェックしていただきたい名作です。
賞をとっていれば面白いと言うわけではないですが、他にも楽しめる作品はいっぱいです。
しかし、、、
いっぱい観ていて気づくのですが、海外ドラマの「オレオレ感」、少し疲れてきてしまうんですよ。
人間の欲むき出しの登場人物、ダイナミックなカメラワーク。。
1分足りとも、あなたを飽きさせませんぜ! と言う心意気に満ちた作品たち。
泣きのシーンで流れる泣きのメロディー。
外さない演出だね。
ありがとう。
思いっきり楽しめたよ。
大好きなんだよ、海外ドラマ。
でも、なんか飽きたな、、、。
「パンとスープとネコ日和」
映像作品のわびさび? とでもいうんでしょうか。
パンとスープとネコ日和 癒される〜。
淡々としているのですが、逆にリアリティを感じます。
私が歳をとったせいでしょうか?
日本ならではの作品作りにこだわった小津安二郎の作品も、今ならわかるかもしれません。
ローポジションによる、単調に感じるカメラワーク。いつも同じ俳
「かもめ食堂」も見直しました。
これも好きだー!
スタッフをチェックしてみると、やはり同じスタッフなのですね。
パスコのCMも同じスタッフ!
かぶっているスタッフは、
プロデューサー・前川えんま
フードスタイリスト・飯島奈美
編集・普嶋信一
撮影・谷峰登(「かもめ食堂」は違う方が撮影でしたが、「パンと〜」と「めがね」撮影)
制作会社さんも同じですね。
パラダイス・カフェ
この方達の仕事は、今度もチェックしたいです。
パラダイス・カフェは求人してますね。
映像業界は、かなりきつい仕事ですが、私が今大学生なら飛び込んでみたい世界です。
[原作]群ようこさんの作品
「パンとスープとネコ日和」
パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)「かもめ食堂」
「めがね」の原作は、群ようこさんではないんですね。
めがねもチェックしてみたいです。
最後に、小林聡美の存在感も素晴らしいです。
特に好きと言うわけではないのに、気になる。。
「やっぱり猫が好き」時代から、私は小林聡美さんから逃れられない運命なのです。きっと。
↓YouTuberを目指している方も、編集の勉強しといて損はないと思いますよ。