わが家の『積ん読」の中でも、大型の本に目がとまる。
移住前に買ったもので、そのまま眠っていた。
仕事の隙間に手を伸ばしたら、
止まらなくなった。
ずんずんと引き込まれる。
海外コミックだが、アメコミとも違う。
フランス漫画界[BD](バンド・デシネ)の巨匠作品だという。
SF好き、ファンタジー好きにはたまらないはずである。
仕事がら、“書籍”には目がないが、
この本は、本屋でも一際目立っていた。
装丁もいい。予備知識もなく、ジャケ買いだったが、
なんと言っても帯に釣られてしまったと思う。
大友克洋、松本大洋の名が目にとまれば、買うしかない。
とはいえ、その時の熱を忘れて、数年が経ってしまったが、
これが、本当に面白い。
それに、まったく古さを感じない。
この作品が、1981年から88年の作品だというのだから、
作者の脳みそがどれだけ先に行っていたのか分からない。
自分史上コミックランキングが上書きされるぐらいの面白さだ。
本書には[特別収録]として、
谷口ジロー × 藤原カムイ 対談もある。
宮崎駿さんはじめ、どれだけの作家に影響をあたえたのか数知れず…
また、画:メビウス氏は、コミック以外での活躍もすばらしく、
『エイリアン』『トロン』『フィフス・エレメント』など数多くのSF映画の
美術デザイナーとしても関わっている。
日本人なら、誰もが知っている名作ばかりだ。
後から知ることが多くて、感動と反省が同じくらいの勢いでやってくる。
しばらく、BD熱が治まらなそうだ。
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調べていくといろいろ分かってくる。
▼メビウス氏の公式サイト
▼こちらは、メビウス熱にかかったファンが作ったサイト
色々なメビウス情報が載っている。残念ながら現在は休止中。
メビウス・ラビリンス
http://moebius.exblog.jp/
▼こちらは、バンドデシネ全般の情報が日本語で見れるサイト
▼こちらもBD(ベーデーと読む)情報が満載。ShoProBooksが運営する海外コミックについての情報サイト。残念ながら現在は休止中。
BDfile:教えて!BDくんアーカイブ
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BD(ベー・デー)
バンド ・デシネの略で、フランス語圏のコミックをさす言葉。