久しぶりにドラマというやつを見た。
そして、ハマった。
NHKの連続ドラマ『ロング・グッバイ』が最高に面白かった。
レイモンド・チャンドラー好きの奥さまが、録画していたのだった。
全5話。
海外の作品が、和製に作り替えられているというのが、少し疑問だったが、
ものすごくよかった。
脚本は、渡辺あや氏。
お恥ずかしい話ながら、私は、この作品まであまり存じ上げていなかったのだが、
朝ドラ『カーネション』を手掛けられた方である。
他にも、
・ジョゼと虎と魚たち
・メゾン・ド・ヒミコ
などなど。といえば分かる方も多いはず。
しかし、すばらしいセンスであった。
監督もすばらしいのでしょうが、すばらしいストーリーと展開であった。
役者もすばらしい。
主演:浅野忠信(増沢磐二 役)
出演:綾野剛 小雪 古田新太 富永愛 太田莉奈 田口トモロヲ 滝藤健賢一 堀部圭亮 高橋努 泉澤祐希 福島リラ やべきょうすけ 石田えり 吉田鋼太郎 遠藤憲一 柄本明 ほか
そして音楽も素晴らしい。
音楽:大友良英
見始めた時、番組のオープニングロールで、
レイザーラモン・HGの名に驚き、どこででてくるのかなぁと期待した。
そういう遊び方もできる。(なかなかイイ役どころで似合っていたのでした)
やっぱり、ハードボイルドなので、
ビジュアル的にイイ男、イイ女でないと間がもたないよね、などと感想を言い合いながら見ていたのですが、
どの俳優も、とてもピタリとハマっていたと思います。
そして、最期まで見ていると、
何気に国民に対しての深いメッセージが受けてとれるのです。
もちろん、この作品の話と、『現代の日本』とをダブらせて、乗せているメッセージが。
ああ、なるほど、特別な存在になると、こういうやり方で、多くの人に『想いを心に刺す』方法があるんだなぁ。
と、たくさんのセンスに参ってしまう作品でした。
このやり口は、へたに政治家になって、選挙カーの上から謳うよりも、
よっぽどさらっと、深く、人々に刺さるんじゃないかなぁと思えるのでした。
たくさんのスゴいセンスが垣間みれる『ロング・グッバイ』すごくオススメです。
再放送に期待するもよし、NHKオンデマンドで購入するもよし、ですね。
P.S.
個人的には、小雪さん、すごい。と思いました。
『ALWAYS 三丁目の夕日』の小雪さんから気になっています。
それから、ルパン三世と銭形のとっつぁんを想起させる場面もありました。
⌘
こちらはNHK公式サイト
ロング・グッバイ(THE LONG GOODBYE)
http://www.nhk.or.jp/dodra/goodbye/
もっと詳細を知りたいひとは、こちらにまとめ記事を発見。
http://matome.naver.jp/odai/2139007168779792101