ある朝、旦那に「驚かないで」と起こされた私。
何事かと旦那のあとをついていくと、トイレの前に血痕が。。
血痕は玄関まで5mぐらい続き、玄関のところは、まるでスプラッター映画のように血が大量に落ちている。
血は固まっており、出血してから時間が経っているようだ。
玄関の鍵は閉まっているため、外部から侵入した人のものではなさそう。
玄関の隣は、現在93歳のおばあちゃんの部屋。
「おばあちゃんの鼻血じゃね?」
「昨夜、暑かったからのぼせたのかな?」
おばあちゃんをチェックすると、何事もなかったかのようにスヤスヤ寝ている。
朝の光の中、固まりつつある血を雑巾でこする、壮年夫婦。
血の匂いが漂う中、意味不明の共同作業。
でも、一人でするより心が軽い。
ふと、おばあちゃんのベッドの近くに茶色のものが見えた。
我が家は猫を飼っているため、
「猫がゲロってるよ(笑)」
と、カジュアルに近づくと、ゲロじゃない。
人糞。。。!!!
猫はゲロするが、うんこはほとんど漏らさない。
まさか、おばあちゃん、漏らした??
洗濯物をチェックすると、おばあちゃんのパンツとパジャマが手洗いしておいてある。
自分で手洗いして隠蔽したな、おばあちゃん。
おばあちゃんが起きてからわかったのだが、夜中トイレに起きた際、ベッドから落ちて額から血が出てきたらしい。
おばあちゃんは一言も「うんこ漏らした」とは言わなかったが、私は知っている。
便秘がひどい時用に病院から下剤をもらっていることを。
おそらく、下剤を飲み寝ている所、漏れそうになって慌ててベッドから落ち、うんこも漏らしてしまい、血も額から出まくり、トイレまでたどり着いたものの、血をふくよりうんこを拭くのに忙しく、寝てしまった、、というのが真相では。
切った額は痛くないそうで、そのまま元気にデイサービスに出かけた。
出かける前、私の父がおばあちゃんの額にオロナインH軟膏をつけていた。
おばあちゃんも、嬉しそう。
オロナインH軟膏でなんでも治ると思っている私の父。
なんなんだ、この親子。
そして、血痕(人糞)を掃除した私と旦那は思った。
介護する時が来たのだと(そのうち、父も)。
やってやろうじゃないか。
最近、やっと杖を使い始めた要介護1のおばあちゃん(昭和2年生まれ)。
熱を出した際、一時歩けなくなり、こういうタイプも試しました。
しかし、場所をとるので、使わなくなりました。
熱で何も食べられない時用のゼリーです。一袋で1食分のカロリーがあります。
入れ歯なので、とにかく柔らかい物好き。我が家は4世代同居なので、ごはんの固さで揉めます。でも、老人が食べるのなんて、少量です。いちいち作ってられません。
赤ちゃん用の離乳食パックでも良さそうですね。
本当は、身内だと甘えるため、介護は他人にやってもらうべきだと思います。
身内だと、感謝はされないし、甘えてケンカ売ってきたりするので、やってられません。
しかし、なかなか気軽に預けられない諸々の事情があり、週2のデイサービスのみ。
介護施設のスタッフの方には、本当に感謝しかありません。
週2でも、外の社会と触れ合うことがどんなに息抜きになることか。
本人にとっても、家族にとっても。
ちなみに、デイサービスに行けば、担当のケアマネージャーさんが決まりますので、「歩けなくなった」とか「ボケがひどくなってきた」とか、なんでも相談できるので、頼もしいです。
我が家では、歩けなくなった際、ケアマネージャーさんに相談して、4つ足の歩行器を貸し出してもらいました。
一人で背負わずに、まずは市町村の高齢介護課等に相談し、デイサービスに預けることがスタートです。
(私の場合は、同居の介護です。)