冬の終わりを告げる青森県の風物詩、渡り鳥『白鳥』飛来の様子
晩冬でもあり、立春でもあり、このラッシュはいきなりやってくる。
家の中にいても聴こえてくるほどの大きな鳴き声が、どんどん遠くから近づいては、また遠くなっていく。
初めてそれを聴いたのは、10年ほど前だろうか。それはそれは新鮮で。そして感動した。
だってあんなにも大きなカラダをした生き物が、集団になってやってくるのだから。太古の地球の上にいるみたいな錯覚も起こる。
恐竜のように見える白鳥の群れは、皆、同じ方向に飛んでいく。
東京生まれの貧弱な頭の僕は、これが同じ日本での事である事にハニカミながら、移住して良かったと心底思う。
ちっぽけな自分の存在が、なんとなく地球🌏規模になる瞬間がある。
この鳴き声が聴こえると、家から飛び出してしまうよ。いまだに。