大学卒業の年に発刊された『現代デザイン事典』の図版として使用されたことがある。
卒業制作作品が使用されたのである。
これは、私にとって、今でも、いい思い出のひとつだ。
1年間を通して制作するいわゆる“卒制”(そつせい)が報われた気がしたからかも知れない。
それに、卒業とほぼ同時期に刊行されたことが、“社会に足を踏み入れた”気がして嬉しかった。
何より、自身が作ったオリジナル作品が、公のモノに載ったのは、きっとこれが“初”であったと思う。
アイヒヤー氏の図版と並んでいるのも、気持ちがくすぐられる。
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新版 現代デザイン事典 2000年版
Basics_デザイン_向井周太郎
ノーテーション[notation]の図版として
認知科学における「感情」についての記述を視覚的に理解するための棋譜化の試み—インタラクティブな操作をともなったダイナミックダイヤグラムのデザイン
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ちなみに、現代デザイン事典は、毎年新版が内容改訂され刊行されている。
2014年度版までは、図版として掲載されているのを確認している。