雑記

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく|青森県立美術館で始まる。

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく|青森県立美術館で始まる。

東京、静岡、兵庫そして最後の「青森」展が7月16日から始まります。 その前日、有難いことに内覧会に出席させていただき、 一足先に見させていただきました。

なんと、皆川さんご本人からの解説付き。
なんとも贅沢な時間が流れます。

膨大な作品群に込められたもの

これまでに開催されてきた美術館の展示物の中で、最も多くの展示品だということです。

このボリュームに圧倒されながら、皆川さんは言います『これは一部です』と。
想像するにも追いつかないほどのボリュームの作品(商品)群が。

一人の人間から誕生していったことを想像すると、その時間や物語に無限とも言える広がりがじわじわと感じ取れます。

一つ一つの作品が、ゆとりを持って展示されているので、
まるで、この展示スペースが、皆川さんの脳みその中を歩いているような錯覚を覚えます。

図郎さん
図郎さん
まさに作品の森

ファンと共に築く世界

最も感動的な部屋が終盤にあります。

実際に袖を通したユーザーやファンの私物が展示された部屋。
そこは、まるで、氷河に閉ざされた記憶のような展示でした。

一人一人の人生や、紡いできた時間が、服と共に存在している。
それは、個々に全く違うエピソードであるにも関わらず、全てに感動を与えてくれます。

誰もが、想像できない人生を瞬間瞬間に生きている生々しさと共に。歩んでいることがわかります。

この展示は、本当に稀有なものだと思います。
作り手に限らず、いろんな人々に見ていただきたい、特に青森の人みんなに見てもらいたい展示だと強く思いました。

ノラさん
ノラさん
偉大な功績が、わざわざ青森にきてくれてるので、この機会を逃すのはもったいないです

『幸福』は伝播するんだなと。改めて思い知ることができました。
心の底から、素敵な展示。ぜひ触れてみてください。

info

会期: 2022年7月16日(土)- 10月2日(日)
場所: 青森県立美術館

展示は終わってしまいましたが、こちらの書籍もオススメです

フォローしていただけると、字と図の最新ニュースをご覧いただけます