ごあいさつ

photograph by Koji Nishikawa studio2gram


第二の故郷、青森県十和田市

青森県十和田市に住みはじめたのが2013年の秋でした。

デザインをする人としての第二の人生が、本州最北端の県で始まりました。

なぜ移住したのですか?

これは、かならず聞かれる質問ですが、一言では言えないので、ここでは割愛させていただきます。

詳しくは以下のインタビュー記事をご覧ください

日々コレ十和田ナリ_INTERVIEW #009_創作ユニット「字と図」

灯台もと暮らし_【青森県十和田市】夫婦ユニット「字と図」がつくる子育てを中心にした暮らし(くいしん)
さて、移住する際に、先輩移住者の方に相談をすると…

『この土地では、これまでやってきたようなデザインで飯を食っていくのは難しいだろう』そう言われました。

ですから、一度、別の仕事をしてみるのも面白いだろうなと考え、

デザイン以外の道もトライしてみることにしました。

それが、日本酒を造る道でした。

理由は簡単ですが、日本酒が好きだったからです。

日本酒を造る蔵は、通常、冬場だけ蔵人といわれる酒造りの人たちを雇い、冬にお酒を仕込みます。

結果的に2造り(2回の冬)を経験しました。

それでも、その間、細々とデザインの仕事も続けていました。

もちろん、仕事の依頼がなければ、デザインをすることもできないのですが、

幸運にも、わたしたちに仕事をくれる希有なクライアントがいてくれたおかげでした。

日本酒造りは体力を使う仕事ですし、朝早く、夜も遅い。休みもない。

そこにデザインの仕事がくると、それはもう睡魔との闘いでしたが、受けた以上は、納期もまもらなければなりません。

こっくりこっくりしながら、なんとか死にものぐるいで納めました。

しかしながら、世の中は面白いモノです。棄てたものじゃない。

 


ひとつの仕事を納めると、それを手にとってくれた方が、次のお仕事を依頼してくれる。

まるで、わらしべ長者のようでした。
あぁ、見てくれている人がいるのだなぁと思いました。

そしてまた見てくれた人が、また別の仕事をくれる。

それが繰り返えされていくうちに、これはもう、二足のわらじでは無理だということになり、

嬉しい悲鳴をあげたのでした。

 
本当にありがたいことです。

今日では、デザインを生業にする人として、“字と図” は生きています

 
また環境がさせるのか、はたまた、纏っていた殻が破けたのか、

数年が経ち、振り返ってみると、自分の施すデザインが変わってきたように思えるのです。

東京で暮らしていた時のデザインと比べて、

のびのびと、柔らかく、楽しんでいることが自分でもわかります。

食べ物がおいしい。空気がうまい。水もうまい。(もちろん酒もうまい)

手つかずの自然があちこちにある。

この恵まれた環境に、東京駅から3時間半で着いてしまう。

そういう所にぼくらはいます。

もしも、字と図に仕事を依頼してみたいと思う希有な方、

(もしくはプロジェクトチームを組みたいと思う希有な方)

ぜひ、一度、青森県十和田市に遊びにきてください。
 
 

デザインを依頼してくれるみなさまへ

わたしたち字と図は、デザインをする者です。



そもそもデザインとは、何か?
多くの人は『デザイナーです』と自己紹介をすると、怪訝な顔をされます。

ナーが、なんとなく軽く・ナンパに感じるのかもしれません。

さらにもう少しマシな人には、

絵を描く人だよね?と聞かれます。

 
前者は、論外ですが先人たちからの説明不足があるのかもしれません。(自分も含めて反省するところだと思います)

後者は、不正解ではないですが、正解には不十分な答えです。

もちろん『絵』も描きます。が、

もしかしたら、『美容師』さんや『コック』さん、

『翻訳家』『映画監督』『脚本家』といった職業の方が、

近いかもしれません。

 
依頼されるお仕事の規模によって、仕事の役割がかわってくるからです。

 
みなさんが美容院に行く時って、どんな時ですか?

『そろそろ髪をなんとかしてほしい』という時ですよね?

これが=いわゆる『問題』にあたります。

その問題に対して、みなさん=クライアントの『ご要望』を伺いながら、

『今回は、あのモデルさんのような』『これとかこれみたいな』『カラーを変えたい』

『思い切って短く』『もうぜんぶお任せしちゃいたい』『この予算ぐらいで』

…などなどを対話しながら、

そういった要望に対して提案を出して行き、

最終的にみなさん(クライアント)が納得する『最適なカタチ』にするのが、デザイナーの仕事であったりするのです。

 
またお仕事の規模によっては、

出張『美容室』になってみたり、

そもそも新しい『美容室』をつくってしまうところから始めたり、

別のコンセプトを掲げた特殊な『美容室』を提案したり、(例えば『男性専用』『とにかくはやい、やすい1000円カット用』『動物専用』『1日1客限定』などなど)

 
あるいは、『映画』に例えると、

ひとしきり観賞した最後にスタッフクレジットの入ったエンドロールが流れます。

そこには、監督や出演俳優、演出は誰々、照明、カメラマン、脚本…とたくさんたくさんの人の名前があります。

 
それらを全部、こなすこともあります。それがデザイナーという職業でもあります。

少し大げさですが、通常、映画監督が采配して、俳優は誰々にしようだとか、

撮影スタッフは、このチームに頼もうだとか、脚本は誰それさんに。という具合に全てを決めていきます。

しかし、稀に、監督自らが、主演し、脚本を書くといったケースもありますよね?*1
それと同じことが、デザインの世界でもあります。

例えば、ある町で、町民が全員参加する『運動会』をやることになったします。

A・運動会を企画運営してほしい

B・運動会の宣伝をするための告知ポスターをつくってほしい

この時、デザイナーの仕事はどちらだと思いますか?



実は、『どちらも』デザイナーの仕事なのです。

 
規模によっては、Aを依頼される場合もあります。

当然、依頼内容のボリュームや次元が異なるので、関わる人の数や規模、予算が変わります。

難しい『物語』を、咀嚼して『わかりやすい物語』に変換してしまう翻訳家という職業も、むしろデザイナー的な職能といえるかもしれません。

いかがだったでしょうか。



何を、どんなことを、字と図に依頼したいのか?

目の前にある小さな『問題』から解決してみてはいかがでしょうか?

みなさまのご依頼お待ちしております。*2
 
*1:

昨今では、デザイナーというよりも『アートディレクター』と言われることが多い。

*2:

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